有限会社依田石材店

香川県に出張2、二日目です。

おはようございます。昨日のブログのつづきを書こうと思います。淡路島に宿泊し、二日目は帰り方向にある兵庫県神戸市を散策することにしました。神戸には御影市という所があるのですが日本中でいう御影石の語源になっている所の調査もしてきました。朝8時に宿を出て明石大橋を渡り約1時間で神戸市に到着、まずは私と同じ長田と名の付く神社があるのでそこへ参拝。しかし呼び名は私はオサダですがこちらはナガタです。私のいとこも大阪府吹田に住んでいますがいつも名前をナガタと言われるそうですよ。

 

この灯篭は阪神淡路の大地震の時に崩壊してしまい復元したものです。また、この上台にある紋は私がいつも彫刻をお願いしている愛知県岡崎市の石材彫刻の竹内さんの彫刻したものです。最近会ってないけど竹内さん元気かな?もう歳はいくつになったんだろう。なんて思いながら作品を見させて頂きました。手加工の鳥の紋、見事です。

 

入口方面からの本殿です。長田神社いい思い出になりました。家族にお守りを一つづつ買って帰りました。

 

その次に北野異人館という観光地へ移動しました。いつも行き当たりばったりの旅なので異人館がどういう所かわからず、何を見ていいのかわからないので、観光している人に聞こうとしますが、観光している人がみんな異人の方で困りました。そしたら近くのセブンイレブンが見えたのでそこで聞くことに、すると店員さんが異人さんでした。顔は似ていたしたが言葉がうまく伝わらないと思い、すぐさまそこにある観光案内のるるぶという本を買ってみました。900円、何時間かのために。しかし、すこし歩いているとテレビなどで見た事のある建物やオランダ坂といった看板を見つけることが出来ました。

 

レンガ造りの風見鶏のあるお屋敷などです。

 

道端にアジサイがきれいに咲いていました。アジサイって日本が原産なんですって、それが一度ヨーロッパに渡り、今のように大きい玉のような華になるようにして、また日本に帰って来たんですよ。それと、花自体は先っちょの小さい粒のような物で、色が付いて花ビラっぽい所はトマトのヘタのようなところが色付いてるらしいですよ。

 

英国館の前の門柱にシャーロックホームズの標示板が。

 

ここが入口らしいです。センスがいいです。

 

駐車場から見えた英国館の建物にくっ付いていた紋章

 

次に霊園を見学しました。何しろ神戸は坂道が急すぎる。ちょっと登ってこの高さ神戸の町を見下ろせる高台に霊園はあります。散策しますとやはり白い石碑や、ここ神戸の地の石、俗にいう御影石、本名は本御影石がたくさんあります。

 

また、二日目の目的でもありました本御影石の採掘場を探す事にしました。山道をずんずん登っていく事に、山道は段々険しくなっていき、路面はかたがた道、車好きの私の愛車の事を考えると私の心は折れそうでしたが、どうしても本御影石に合いたいと思いアクセルを。しばらく行くと目の前にこの光景が御影石のストック場発見しました。

 

そして、この道には名前が付いているようです。石切道。これを見て目的地と確信できました。ひとしきりこの辺を散策してまた来た道を戻ります。また、御影石という名前の由来ですが、豊臣秀吉が大阪城を築く時多くの石工を集め、近くの石山から石を切り出し、石垣などを造りました。御影という地名の所で取れていた石を御影石といい、築城がおわり、石工が地元に帰り、近くの石山から石を取ると石英や長石の成分が入った石を見て御影石と日本中でいうようになったとされています。へ~ですよね。なので苦肉の策として地元では本御影石と呼んでいます。

 

先ほどの所からすこし降りてきた所から一枚カシャ。ごらんの通り山奥です。ここからも神戸の眺めは最高でした。

 

ズームにしてここも大きな霊園です。

 

そのあと、神戸屋レストランで遅いお昼飯を食べて、お正月に福男を決める競争で有名な神社へ、境内を走って一番早い人がその年の福男になれるあれです。入口にある灯篭は阪神淡路の大震災で倒れたらしく火袋がいくつも作り直してありました。何で火袋の破損が大震災の時と予想するかですが、使ってある材料が中国材だからです。今現在日本で一番高価な石、それは世界で一番という事にもなりますが。本御影石の間に中国材の白い石が挟まっているのがなんかすごい違和感がありました。だけど震災あと早く復興をの気持ちから中国材を使わざるえないという事だったのでしょう。

 

行事のときは灯篭に火が入るようになっていました。

 

本堂までの通路です。ここを走って行きます。

 

木の合間から見えた太鼓橋

 

えべっさんが鎮座している本殿です。たいへん立派でした。これで二日間の日程をすべて終わり帰路に着きます。安全運転で帰って来ました。今日は長丁場のブログにお付き合い頂きありがとうございました。

ブログ|2018年06月13日

香川県へ出張1。

おはようございます。私はこの土日で香川県で行われたストーンフェアの視察に行ってきました。香川県高松市庵治で開催されるこの展示会は地方で行うものでは最大規模ではないでしょうか。出展されてる業者さんも年度変わり一発目の大きな展示会なので新商品の出る所がかなりあります。とても勉強になりました。また、帰りには兵庫県の観光名所に寄りながら帰ってきました。韮崎の石屋さんと二人で行ってきました。その模様です。この写真は行きの車の中からの明石海峡に架かる明石大橋の上です。朝、韮崎を4時半に出ましてここでもう9時ごろでした。

 

淡路島に入りすぐの所にあるパーキングエリアからの景色です。

 

続いて淡路島から四国に架かる鳴門大橋を通過します。もうここまで来れば高松市まであと少しです。

 

会場に到着しました。正面の看板を写真に取り忘れていました。入ってすぐの所に目を引いた生け花たちがありました。でもカメラは石の方を向いていました。石屋の性でしょうか。

 

自分にも会社に帰って何か出来ないか考えながら会場内を散策します。

 

会場内は皆さん何かいい物はないかと、いろんなブースを見ながら出展者に説明を聞いていました。これはお墓の図面を書いたりするCADです。

この写真も様な写真でお客様に提案すれば、お施主様もわかりやすいですよね。

 

いろんな彫刻物が展示してありました。まだまだ写真はたくさんあるのですが著作権とかそういうものが判らないのでブログにアップする物を少しにします。

 

水鉢です。

 

ちょっと玄関先に置いとくとかわいいですね。

 

そんな、こんなで会場をあとにしまして、高松市内にある観光名所のひとつ那須与一にゆかりのある所に行ってきました。

 

 

1日目の日程は終わり、夜は淡路島の洲本市の泊まることに、タクシーの運転手においしい食事処を聞いて、そこで地の魚をつまみに一杯ひっかけ、その店の店主にいい飲み屋さんを聞いて行く事にすると下の写真のような所でした。昭和な感じの通りをさっきの店の店主の言うとおり鳥居があるからそれをくぐり、進んでいくと。

 

奥に行くとこんな感じです。この中の一軒に入りこの日は終わりました。淡路島はとても人情味のある所だなーとひとり感慨してます。

2日目はまたアップします。

ブログ|2018年06月12日

お墓の施工完成まであと少し。

おはようございます。昨日遅くに香川県庵治での出張から帰って来ました。また、今日はあいにくの雨、職人は工場で加工しています。現場でもお墓の完成が見えてきました。俗に言う「墓が見えてきた」とかいいますよね。最初に今の工場の風景です。一本柱塔婆立ての台を造っていました。真中に帯加工をします。

 

五輪塔の棹石に字を彫ります。

 

細かい部分は手加工です。手掛け部分を切り込みしています。

 

うちの会社では工場の中ではマスクを必ず付けます。石の粉を吸い込まない為です。

 

大事な工程です。石割の為の墨打ちです。

 

現場では玉垣が回り、お地蔵さんが据わりました。

 

灯篭も建てさせて頂きます。

 

絶妙なバランスの灯篭ですよね。うちの会社のオリジナル型です。

 

加工風景をブログにアップしていた宝珠付塔婆立てがこんな風になりました。原石から製品に、石へ命を吹込み、それがここへお嫁に行く、製作者としては職人一同考え深いです。また、この石は国産材ですが、青みがあってきれいですよね。

あした、頭の中を整理して出張の模様をブログにアップしたいと思います。

ブログ|2018年06月11日

工場で加工のつづきと現場

おはようございます。いよいよ梅雨入りしましたね。天気にいいのも今日までのようなので現場仕事頑張ろう。また、私事ですが、明日9日早朝から香川県に出張に行ってきます。それは関西の石材産地の香川県高松市庵治で開かれる展示会を視察するためです。片道7時間のドライブです。その日は淡路島に泊まり10日夜帰る予定です。展示会と旅の様子はまた報告します。それと明日からうちの次男坊の自転車部の大会が始まります。この大会の結果次第でインターハイの出場が決まるので頑張ってもらいたいです。

 

畑の中の現場も石碑が建ちました。ブルーのシートをかぶしてあります。

 

お墓の後ろからです。構造物は大体据えきりました。あとは玉垣やら灯篭やらです。

 

お墓の前の入り口部分も敷石を据えます。その基礎工事です。本体の基礎にアンカーを打って鉄筋を出し配筋します。

 

組み加工した上に甲ピン石が据えてあります。強度は完璧です。

 

雨の時の工場の様子です。ワイヤーソウで石を切っている所です。9尺の長さを3時間掛けた切ります。もう少しで切り終わります。

 

 

きれいに仕上がりました。インド材の五輪塔です。このあと梵字を彫り込みます。

 

灯篭の笠石です。これもあとは現場に据え付けるだけになっています。

 

銘石山崎石を磨いています。とても高価な石です。仕上がると安山岩の味のあるグレーの色合いがとてもいいです。

 

ピントが手前の鉄の棒に合ってしまいました。山崎石を加工していました。

 

ブログ|2018年06月08日

今日は工場でお仕事

おはようございます。今日は雨の予報なので工場で加工です。久しぶりに原石をワイヤー刃で切り始めました。大体これ一枚切るのに3時間くらいかけて切ります。刃に付加を掛けすぎないように慎重にセッティングします。

 

もうひとつ原石を工場に入れました。今から墨打ちをして加工に入ります。墨打ちは材料取りの一番大事な作業ですので、無駄の無い様石の目を見ながら慎重に行います。

 

図面を確認しながら、加工をしてます。

 

また、昨日までの現場風景です。石碑を建てています。外柵材は国産材の自社加工品です。いつも書きますが目が細かく青みがあっていい石ですよね。

 

免震の接着材で据えつけます。

 

石碑の棹石です。とても固い石です。字を彫るのに時間が少しかかりました。

 

ブログ|2018年06月06日